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日本市場でAIプロダクトをPRする方法|海外企業向け実践ガイド

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日本市場でAIプロダクトをPRする方法|海外企業向け実践ガイド

海外のAI・テック企業が日本市場で知られるためのPRの進め方を、Google I/OやGalaxy Unpackedの現地発信で実際に数字が出た事例から整理します。日本の利用者に届く伝え方と準備の順番がわかります。

海外のAI・テック企業が日本市場で知られるには、英語の発表をそのまま訳して流すだけでは足りません。日本の利用者が知りたいのは「自分の仕事や生活で何が変わるのか」です。この記事では、私が招待を受けて現地から発信してきたGoogle I/OやSamsung Galaxy Unpackedなどの実例をもとに、日本市場でAIプロダクトをPRする進め方を整理します。

私は株式会社デジライズの代表として600社超の企業のAI活用を支援しながら、X(フォロワー20万人超)とYouTubeで毎日AIの情報を発信しています。発信する側と、導入する企業の側の両方を見てきた立場から書きます。

日本市場のAI PRは「翻訳」ではなく「翻案」

海外の発表資料は、技術の新しさや性能の数字を中心に組み立てられていることが多いです。一方で日本の読者、とくに企業の担当者が知りたいのは次のような点です。

  • 日本語で問題なく使えるのか
  • 社内のどの業務に当てはめられるのか
  • セキュリティや社内ルールの面で導入できるのか
  • すでに使っている日本のツールとどうつながるのか

つまり、発表をそのまま訳すのではなく、日本の利用者の文脈に置き直す「翻案」が必要です。私が発表を日本語で解説するときも、機能の紹介より先に「これで何が楽になるか」を一行目に置くようにしています。

発表当日の「日本語の速報」で差がつく

日本のAI界隈では、大きな発表があるとまずXで情報が広がります。発表から数時間のうちに日本語で要点がまとまっているかどうかで、その後の話題の大きさが変わります。

現地からの発信で何が起きたか

2026年5月のGoogle I/Oには招待を受けて現地に入り、日本のクリエイターチームの一員として発表を日本語で届けました。4日間で現地から28本を投稿し、合計の表示は約96万、1本の最多表示は約25.8万でした。

2026年7月にロンドンで開かれたSamsung Galaxy Unpackedでも、新機種とAI機能を実機で紹介し、関連投稿22本で合計約14万の表示がありました。

どちらも共通していたのは、発表の「全部」を伝えようとしなかったことです。日本の読者に関係が深い機能を選び、実際に触った感想と一緒に出したものほど反応が大きくなりました。

速報を出すための準備

  • 発表内容の事前説明(エンバーゴ付き)を日本の発信者にも共有する
  • 日本語で使える場面のデモや画面を用意する
  • 日本向けの価格や提供時期など、日本の読者が必ず聞く点の答えを準備する

速報のあとは「使い方の解説」で深める

Xの速報で知った人が、次に探すのは使い方です。YouTubeの解説動画やnoteの記事など、腰を据えて読める・見られる場所での解説があると、認知が実際の利用につながります。

私のYouTubeでも、ClaudeやCoworkの使い方を解説した動画はそれぞれ5万〜8万回ほど再生されています。新しいツールほど「最初の一歩」を丁寧に見せる解説が求められていると感じます。

イベントと登壇で企業の担当者に届ける

個人の利用者に広がっても、企業の導入にはもう一段の壁があります。企業の担当者は、展示会やカンファレンス、セミナーで情報を集めて社内で検討します。

私自身、年間150回超の登壇のなかで、展示会のセミナーやAIカンファレンスで企業の担当者と直接話す機会が多くあります。2026年6月にはAnthropic社と共催セミナーを開き、freeeの実践事例も交えてClaudeの業務活用を話しました。製品の説明だけでなく、日本企業の導入事例とセットで語ることで、聞き手が自社に置き換えて考えやすくなります。

日本のインフルエンサーPRで気をつけたいこと

体験に基づく発信を優先する

日本の読者は宣伝色の強い投稿に敏感です。投稿の文面を細かく指定するより、実際に触ってもらい、良い点も気になる点も本人の言葉で出してもらうほうが信頼されます。

広告であることは明示する

依頼による投稿であることをはっきり示すのは、読者との信頼のためにも欠かせません。日本でもステルスマーケティングへの目は厳しく、表示のルールを守ることが前提です。

一度きりで終わらせない

発表の速報、使い方の解説、導入事例の紹介と、段階ごとに発信を重ねると認知が積み上がります。単発の投稿より、数か月単位で関係を続けるほうが成果につながりやすいと感じています。

自社で活かすなら

日本市場でのPRを考えているなら、まず「日本の利用者にとって何が変わるか」を一文にしてみてください。その一文が決まれば、速報で何を伝え、解説で何を見せ、登壇で誰に話すかが自然に決まります。発表の時期が見えている場合は、早めに日本の発信者やイベントとの接点を作っておくことをおすすめします。

よくある質問

海外のAI企業が日本でPRを始めるとき最初に何をすべきですか?

英語の発表を訳すより先に「日本の利用者にとって何が変わるのか」を一文で言える状態にすることです。そのうえで発表当日に日本語で要点を出せる体制を用意します。

日本ではどのSNSがAIの情報収集に使われていますか?

AIの新製品や使い方の情報はXで最初に広がり、詳しい使い方はYouTubeやnoteの解説で深まる流れが多いと感じています。速報と解説の両方を用意するのが効果的です。

インフルエンサーに依頼するときの注意点は?

投稿内容を細かく指定しすぎず、実際に触った感想を本人の言葉で出してもらうことです。日本の読者は宣伝色の強い投稿を見抜くので、体験に基づく発信のほうが信頼されます。

Xの投稿をもとに作成元の投稿 ↗

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この記事を書いた人

茶圓 将裕
茶圓 将裕 株式会社デジライズ 代表取締役CEO

株式会社デジライズ代表取締役CEO。企業向けAI研修・AI導入コンサル・システム開発を一気通貫で提供し、累計600社超・5万人以上を支援。法人向けAIリスキリングサービス導入社数No.1(東京商工リサーチ・2026年3月末)。GMO AI & Web3顧問、Google Gemini AIアドバイザー。Xフォロワー20万人超。